はじまり
2006年の夏頃。
元々亀担を名乗っていた小学生だった私が
何気なく愛読していたアイドル誌をある日いつも以上に熱心に読んだ
最初は、KAT-TUNのバックにつくことの多いジャニーズJr.を少しでも知ろうと何気なく見るつもりだった。
KAT-TUNとは違って注目度もそんなに高いわけでなく強いて言えば長年ジャニーズJr.として在籍するからかグループとしてのページがあるくらいでたった1枚のページに1枚の写真、そしてグループでの対談が載っている程度。
しかし、そのたった1枚が私の青春を今日まで引きずることになったのである。
「河合くんって人かっこいいなあ」
第一印象はそれだった。特に他のメンバーは視野にはいら......
「なんだこれ!!!!!可愛い!!!!!!気持ち悪い!!!可愛い!!!!」
どう考えてもリアクションがおかしいのは当時の自分も今の自分もわかっているつもりだ。
気持ち悪いって...こんなことバレたらファンに潰されるだろうけど、思ってしまったものはしょうがないのである。ジャニーズらしいアイドルらしいギラッギラしたKAT-TUNとは違って素朴で純粋そうな彼がいたのである。それがかの有名な戸塚祥太なのだ。
素朴で純粋そうなは、当時は思ってないです。だって私の方が8つも年下だし。
まあ、それは置いといて、その日から私の中で副担になったのである。
やっぱりそのときは興味本位で見ただけだから何も知らないし、やっぱり亀梨和也が一番だし、ってなわけで「副担:戸塚祥太。」
それからしばらく時が経ち、今でも放送されているザ少年倶楽部を観ていた。
トークに赤い衣装を着たA.B.C.の4人が登場し「あのNASAが(笑)」とあまり喋らない五関くんがツッコミをした回である。
A.B.C.何歌うのかな〜と特にそれ以上のことを考えることもなくそのまま観ていたのだが
画面の中央にはギターを抱えてマイクスタンドの前に立つ戸塚祥太の姿があった。
まさか彼が一人で歌う姿など想像していなかったためその瞬間は今でも鮮明に覚えている。
曲が始まってから私は画面から目を離せなかった。
こんなに目力があって、歌声もしっかりしているなんて想像もしていなかった。
これが戸塚祥太なのかとようやく認識することが出来た日だった。
そして、それと同時に「この人が1番だ」と決まった日でもあった。
その日から今まで元担を見るために見ていた映像から必死にバックで踊る戸塚祥太を探す日々が始まったのだ。
初めてのコンサートも戸塚祥太も出演したジャニーズJr.のコンサートとなった。
この2006年からの熱は、あっという間に3年を越えさせた。
その中でなかなか行くことは難しかったが元担のツアーでバックについていたA.B.C.を追いかけて遠征したり、今ではもう伝説化されている(と思っている)Kis-My-Ft2とともに行ったコンサートにも行った。
私の中学3年間の青春時代に彼がいたのだ。